すいません、この日有給使いたいんですけど〜
え、なんで
理由は?
??????
(なぜ理由を言う必要があるの?)
この会話は新卒で入社した会社にいた時、実際にあったやりとりです。
有給は労働者に与えられた権利であり、企業側は基本的に申請を断る事ができません。
なので有給の申請の理由は話す必要もないし、特別な理由がなくても取得できなければおかしいのです。こういう会話が起こる事事態おかしいと思います。
働き方改革が進む日本ですが、日本全体の有給消化率は約50%と世界の先進国に比べてかなり低い水準となっています。
まだまだ有給を自由に取らせてくれない企業はたくさんあるのです。
今回は有給の自由に取れない会社の特徴について話していきます!
ポイントは以下の通りです
- 有給は特別な時にしか使えない考えが浸透している。
- 人手不足で人数ギリギリで回している会社
- 休む事を『悪』だと捉える会社
- 有給消化率は業界によって大きく変わる
- 入社前に会社の有給消化率を調べよう
それでは順番に説明していきます!
有給を使わせてくれない会社の特徴
有給は特別な時にしか使えない考えが浸透している。
昔ながらに企業にありがちな考えですね。
有給というのは『体調不良、冠婚葬祭』など特別な時にしか使ってはいけないという考え方が浸透してしまっているんですよね。
そういう企業の管理職や役員についてる人は年齢が高めの人でしょう。
口癖は「俺たちの若い頃は、有給なんて使えなかった」です笑
時代の流れに、脳がアップデートできなかった人たちが上の役職にいると苦労してしまいますね…
人手不足で人数ギリギリで回してる会社
人が入ってこなかったり、利益率が低く少ない人数で職場を回すしかない会社にありがちですね。
こういう会社は平均給与が低かったり、公休そのものが少ないパターンが多いです。
誰か一人でも休んでしまうと、職場が回らなくなってしまうので有給を取得する事も難しいですし、申請しても拒否されるパターンがあります。
つまり有給を取らせない事が前提となってしまっている職場です。
休む事を『悪』だと捉える会社
体育会系の企業にありがちなパターンですね。
『人生は労働に全てを捧げろ!休むなんて甘ったれだ!』こんな事を言う上司、先輩が多いんでしょうね〜笑
世間で『社畜』と揶揄されるのはこの手の企業でしょう。
こういう企業はパワハラが当たり前のように横行してる会社が多いです。
休む事が『悪』だとされているので、当然有給なんて取らせてもらえません。
申請したら、『甘ったれるな』の一言で突き返されてしまうでしょう。
有給消化率は業界によって大きく変わる
ここまで有給を使わせてくれない企業について説明してきましたが、働く業界によって『有給取得率』は大きく変わります。
以下のデータをご覧ください。
有給取得率上位の業界 ※平成30年 厚生労働省就労条件労働調査概況より
1位 | 電気・ガス・熱供給・水道業 | 72.9% |
---|---|---|
2位 | 複合サービス事業 | 64.7% |
3位 | 鉱業、採石業、砂利採取業 | 62.9% |
4位 | 情報通信業 | 59.8% |
5位 | 製造業 | 58.4% |
6位 | 金融業、保険業 | 58.3% |
有給取得率下位の業界
1位 | 宿泊業、飲食サービス業 | 32.5% |
---|---|---|
2位 | 卸売業、小売業 | 35.8% |
3位 | 生活関連サービス業、娯楽業 | 36.5% |
4位 | 建設業 | 38.5% |
5位 | 教育、学習支援業 | 43.3% |
このデータを見てみなさんはどう思いましたか?
私の感想は『ああ、予想通りだな』でした。
やはり労働環境があまり良くない業界が有給取得率下位にきてしまっているんですよね。
働く業界を選ぶ時に、このデータを一つ参考にしてみてはいかがでしょうか?
入社前に会社の有給消化率を調べよう
マイナビやリクナビなどの就活サイト、就職四季報、企業の口コミサイトなどで企業の有給消化率を調べる事ができます!
もし気になる企業や、入社したい企業があるのであれば一度調べてみる事をオススメします。
入社してから「この会社有給全然取れんやん」ってなったら悲しいですからね。
自分で事前に調べる努力は絶対にしましょうね。
まとめ
プライベートを充実させる為には、有給を自由に取れるのかという部分が結構大切になってくると思います。
プライベートも充実すれば、仕事も捗りますよね!
仕事も休暇も両方生きていく上ではとても大切な事だと私は思います。
どちらかに偏るのではなく、仕事とプライベート両方充実させていく人生を自分で作っていきましょう!!
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
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